そういう面もあるなあ

http://d.hatena.ne.jp/leibniz0/20070728/p3

確かになあ。
社会人から、法曹に行くのはなかなかかもなあ、リッチじゃないと。すぐにロースクールに2年間行くというのはとてもリスキーというか、生活できない。ロースクール入学のための勉強と仕事を平行して、お金が貯まるまで数年、それから、ロースクールに入れたとしても、2年間は夜アルバイトで食いつなぎつつ生活しないといけないということになる。もし、司法試験だけなら、仕事しながら勉強する意欲も湧くんだろうけどね。試験は仕事を辞めなくても受けにいけるから、合格したら気合でやめることができる(できるのか?・笑)。遠い少ないロースクール行くために仕事も辞めないといけないとなるとうぐ。どうしても二度手間なような気がしてしまうことも無きにしも非ず。

それは置いておくとして、法学部ってなんだったんだろう。一番に改革すべきはどこだったのだろうか。

司法制度改革審議会 第15回議事概要から引用
http://www.kantei.go.jp/jp/sihouseido/dai15/15gaiyou.html

○ 法曹になる者の基礎的教養不足が問題点として指摘されているが、この問題は大学に至るまでの教育プロセスの問題ではないか。また、現在ほとんどの大学で教養課程を廃止しつつあり、この点に問題があるのではないか。(応答:基礎的教養不足の根底には中等教育からの問題があるのはそのとおりであり、同時に大学にも責任があると考えている。一種の突破口として法科大学院を導入し上から変えていくという選択肢もあるのではないか。)

○ 今の学生は法律についての素養・理解が欠けており、法科大学院はこれを補った上で更にプラスアルファを考えようというものである。法科大学院で全てができる訳ではなく、法科大学院という形以外にも方法はあろうが、法学部教育や司法試験など現行制度上の問題を解決するためには、法曹の入り口である大学の問題から議論する必要があり、これらの問題を総合的に解決する法科大学院の構想につながっていくと思う。

○ 現在の法曹養成の問題は、司法試験が難しくなりすぎていること、大学教育が司法試験に対応してこなかったことにあるが、法科大学院構想が出てきたのは、現在の司法試験制度及び法学部教育を変えても、質の高い法曹を養成するには不十分であるという認識がある。

○ 法科大学院を作るとするなら、地域性にも配慮し、各地にバランスよく設置する必要があるのではないか。

○ 法科大学院の修了を司法試験の受験資格とすることは、経済的に余裕がない人が受験できなくなるなど機会の均等を奪うことになるのではないか。

○ 現行制度の下でも機会均等が保障されているのか疑問である。奨学金法科大学院の夜間開講、法科大学院に行く余裕のない人について受験資格付与の特別検定試験などの整備を検討する必要があろう。

○ 犯罪者を含めその人の立場に立ち、相手の気持ちを理解できるような法曹を育てる必要があるが、現在の法学部教育ではそのような教育をする余裕がない。

 以上のような意見交換の結果、
 ・現在の法学部教育は、基礎的教養の教育の場面でも、法律専門知識の教育の場面でも不十分であること、
 ・法科大学院構想は、法学部教育との関係、教育内容等につき検討すべき課題はあるが、これらの問題を解決する一つの有力な方策であること
について認識の一致をみた。

法学部はそのまま。。。