あんまり書きたくないけど

他のブログさんにコメントしたけどちょっと問題のあるコメントだったかもしれない。

よくわからないのですが (しゅー)

2006-11-04 16:56:55

いじめってのはいじめられている側からしたら理解不能ですよ。

小学校6年の秋くらいに店にお使いにいったとき、中学生がたむろしていて、いきなりこういわれたんですよ。

「おまえ、小学校何年生?」
「6年生です」
「じゃあ来年から中学だな。名前は?」
「しゅーです」
「よし、お前中学に入ったらいじめてやるからな」

と言われて、ひどく嫌な感じで家に帰ってきたんです。それで、中学入ったら案の定、その先輩にバットでしばかれまくりましたけど。

尊厳というかなんというかそれ以前に理解不能でした。ガンジーのような強い意志の伴う非暴力ではなく、私の場合、無気力な服従をしていました。面倒臭くてなにもやる気がなくなるんですよ。ただ早く中学が終わって違う地域の高校に行きたいなあと、そればかり考えてました。まったく鈍感な先生と「何もしていないのに殴られるわけがない、あんたが悪いことしたからでしょ」という剛毅な親の態度。もう誰に何を言っても無駄。そういう経験があるので、私としてはいじめについては現場の教師の裁量や親のしつけに期待するというやり方には不信感がありますね。実効性はあまりないような気がします。一定の処理システムでマニュアル的に対処してくれたほうがまだましなような気がしたりもします。いじめらしき事実があった場合、どういう過程で学校内で処理していくのかという道筋すら示せていない、つまり、「いじめがあった場合は学校ではこういう扱いをします」ということが生徒のほうになんら伝えられていないような場合、いじめの慣習はその学校で延々と先輩から後輩へと受け継がれていかれるのだと感じました。そのまま受け継がれるというよりもより進化していくような感じかもしれません。いじめられる側は登校拒否になったり、転校したりして、ますますいじめる側にとって居心地の良い空間がどんどん拡大していくような不合理さの中では、なにもやる気が起きず、卒業するまで耐えるしかないです。理解不能で理由もなくただしばかれたり、おごらされたり。とにかくわけがわからないことばっかでした、とくに中学校。一番わけがわからなかったのは、この人たち気軽に人を殴るけど怖くないんだろうかということでした。拳を振り上げるとき「怖い」と思わないんだろうかって。相手が死んじゃうかもしれないのに。実際骨折程度で済んだことが多かったにしても結構危険な感じがしたけど。

いじめの話はなんか気が重いです、というか、どうにかなるものかって実は心の底では思っているのかもしれません。いけませんよね

ほとんど同感です。ある程度リーガルなシステムをまずはつくってみてそこから徐々に修正していくくらいしかないのではないかと考えています。学校での問題処理の道筋を予め示しておくことは最低限必要で、そこをたたき台に徐々に改良して、適切な対応にできるだけ近づくようにするしか。そうしないと先生が悪いんだとか親が悪いんだとかそういう話になりやすいような気がします。完璧ではないとしても、いじめはありうるという前提の下に一定の処理システムを作っておくことは、問題が起きたときにそのやりかたでうまく解決できなかったとしてもシステム不備の改良という積極的な契機として捉える余地もでてくる。少しは冷静に話し合うことが出来るような気がします。徐々に改良していくしかないんだと思います。

>>一番わけがわからなかったのは、この人たち気軽に人を殴るけど怖くないんだろうかということでした。拳を振り上げるとき「怖い」と思わないんだろうかって。相手が死んじゃうかもしれないのに。実際骨折程度で済んだことが多かったにしても結構危険な感じがしたけど。

まあこの部分はいまはわけが分からないという感じはそれ程しません。そのような感覚を普通にありうると思えないかぎりマニュアル的でない対応を求めるのは無理なような気がするので、今は抑止的なマニュアル的な方法を採用しておくのが妥当と感じるのだけど、あんまりよくないかもしれないなあ。